だいぶ前のエントリ「授業でMANDARA8.08を使う 1」で、Windows 7では、USBフラッシュメモリからMANDARAを起動させて使うことができないらしい、ということを書いた。今日、ようやくそのテストができたので、報告。
テスト環境は、大阪大学サイバーメディアセンターのCALL端末。OSは、Windows 7 Enterprise。このページの、「USBメモリ等からMANDARAを実行する方法」の中のdの条件、つまり、MANDARAがインストールされておらず、かつ、管理者権限のない端末でテストしたかったのです。
結論からいえば、少なくとも上記の環境で、USBフラッシュメモリからMANDARAを起動されることはできず。バージョン8.08と最新版の9.30の両方で試したけれど、どちらもダメ。データをコンピュータのドライブにコピーして、そこから起動させる実験も行ったけれど、結果は同じ。
エラーは、どのケースでも同一。「コンポーネント’TABCTL.OCX’、またはその依存関係のひとつが適切に登録されていません。ファイルが存在しないか、あるいは不正です。」というダイアログが出る。単に「開く」でも、「管理者として実行」でも同じ。
じゃあ、「TABCTL.OCX」って何ぞや、と思い、調べてみる。詳しいことはわからないけれど、どうもVisual Basic 6.0ランタイム関係のものらしい。ということは、さっきのページのdの条件の中の、「Visual Basic 6.0 SP6 ランタイムがインストールされているか確認」というところでひっかかってるわけか。しかし、管理者権限のないユーザにはどうしようもないことであって。
結局、システム管理者にお願いするしかないってことですか。
しかし腑に落ちないのは、「MANDARAがインストールされておらず、かつ、管理者権限のない端末」という条件は同じなのに、Windows Vistaでは起動できて、Windows 7ではダメだという点。むむ。