実はこのブログ、最もアクセスを集めているページが「台北で無線LAN」でして。1年を通じて一定数のアクセスがあります。こうしたアクセス推移をみるたびに、もやもやとした気持ちになるというか、申し訳ないなというか。というのも、くだんのページはまさに自分用のメモという内容で、なおかつ、最も有用な情報も他のブログの受け売りという(笑)。なので、次に台北に行ったときにもっとちゃんとしたものを書こう、と思い続けてたのですが、前回から1年半も経っちゃったんですねぇ・・・。
【2012年3月4日追記】2012年3月1日からTaipei Freeのシステムが変更され、下記の一部が古い情報になってしまいました。「台北でWiFi:Taipei Freeが変わった!編」で変更点について説明しましたので、ご参照いただければ幸いです。また、下記内容も一部修正しました(主にリンク修正)。【追記おわり】
さて今回は、Taipei Freeというサービスについて書こうと思います。これ、前回行ったときにはなかったですね。昨年の7月から始まったようです。ドメインがgov.twであることからわかるように、台北市政府が提供しているものです。行政施設で使えるほか、旅行者にとってはMRTの駅、図書館、そして一部屋外(!)でも使える点が本当に便利!サービス提供場所については、「熱點査詢」(ホットスポットサーチですね)のページで調べることができます。
では、使い方です。まず、事前に登録が必要です。海外からの旅行者の場合、台北松山空港、台北駅、MRTの主要駅、観光地のサービスセンター(インフォメーションセンター)で申し出ればその場で登録してもらえます。中国語か英語で「私はWiFiが使いたいです、Taipei Free。」(日本語訳)と言えば通じると思います。「境外旅客帳號申請」のページをみる限りでは、桃園国際空港では登録はやってないみたいですね・・・。
私は台北駅のサービスセンターで登録をお願いしました。係員に申し出ると、「これにメールアドレス書いて」と言われメモ用紙をくれたので、アドレスを書いてパスポート(必須)とともに渡しました。すると、その係員が情報をちゃかちゃかっと入力し、モニタをこちらに見せて「これ全部正しい?」と聞いてきたので(たしか、パスポートナンバー、名前、生年月日、メールアドレスが表示されていました)、「うん」と答えたら、じゃあこれね、と紙切れ(というか、最初のメモ用紙)を渡されて、登録は無事終了したようでした。
この紙切れには、Taipei Freeの利用に必要なIDとパスワードが書いてあります。これをもらえたら、もうこっちのもんって感じです。では、以下、デバイス別の利用方法について記します。
iPhone(iPod / iPad)の場合
<設定>→<Wi-Fi>の順にタップすると、Taipei Freeが使える環境であれば、そのSSIDである<TPE-Free>が表示されているはずなので、それをタップします。しばらく待って接続が完了すると、通常は自動的に次のスクリーンショットのようなログイン画面が表示されます。自動的に表示されない場合は、ブラウザやメールなどを起動させると表示されるはずです。
<帳號>の欄にIDを、<密碼>の欄にパスワードを入力。<上網身分>はTPE-Freeのままにして、<登入>(ログインですね)をタップすれば、WiFi接続が確立してインターネットを使えるようになります!ちなみに、<記住登入帳密>のチェックをオンにすると、IDとパスワードの入力内容を保持してくれます。
ノートパソコンの場合
普段WiFiに接続するときのように(OSによって違うので細かい説明は省きます)ネットワーク選択の画面を開き、いくつかのSSIDの中から<TPE-Free>を選んで接続。この時点では、IDとパスワードは不要です。
正しく接続されたら(ただし、この時点ではローカルのみ)、ブラウザを立ち上げます。すると、自動的に(あるいは、どこか任意のサイトに行こうとすると)Taipei Freeのトップページに遷移して、ログインを求められます。
あとは、iPhoneの場合と同じようにIDとパスワードを入力してログインすれば、インターネットを利用できるようになります。
さて、最後に大事なこと。それは、もらったパスワードはすぐに変更するということです。ここでは、あえて最初にもらうIDとパスワードが何なのか書きませんでしたが(書いてあるサイトも散見されます)、そのまま使い続けるのは危険です。Taipei Freeの「帳號管理」のページにある<修改密碼>をクリックすれば、パスワードを変更することができます(日本語のページもあるので大丈夫ですよね)。というか、私もこれを書きながら気づいて、さっき変更したのでした・・・。