故宮博物院に行ってきました!
24日(星期二)の午後、台北到着の夜にお世話になったH先生に車で連れて行ってもらいました。平日がおすすめとH先生のおっしゃるとおり、人がじゃまで展示がみられないという混雑ではありませんでした。ただ、一般車両用の駐車場は狭く、誘導員もいなかったので、車を駐めるのに手間取りました。
写真は、本館。リニューアルしてそんなに経っていないこともあり、中はきれいで、意外とモダンな雰囲気です。展示品については、私からいうことは特にありません(笑)。新石器時代から清代までの、仏像、書、書画、器、彫刻・・・、ありとあらゆるものがあります。ただ、一言だけいうならば、「乾隆帝、アンタすごいよ」。宝物を入れる凝りに凝りまくった箱(多宝格)とか。書の上部ど真ん中に押してある、「アンタのそれが一番目立ってる」という、巨大な「乾隆御覧之寳」の印とか。ほんと、彼にはあきれます。乾隆帝以外では・・・、白菜大人気!
14時過ぎに入館して、出たのは閉館後の17時半ごろでした。ここは、閉館しても、中に残っている人を追い出したりはしないんですね。いちおう、一通りはみましたが、最後のほうは流し気味でした。本館をしっかりみて、別館の特別展(チベット展でした)もみて、さらに院内を散策しようとしたら、丸1日じゃきかないかも。
故宮をあとにして、中華料理のレストランに連れて行ってもらいました。H先生、何から何まで本当にありがとうございました。さて、人気のレストランだそうですが、客は少なめ。「台湾は最近不景気」と、H先生。そして、「そういえば、今日はお盆。だから、こんなに客が少ないんだ」と。
この日は、旧暦の7月15日、台湾のお盆に当たります。街のあちらこちらで、先祖の霊に対するお供え物が置かれ、ごみを野焼きしているかのように紙のお金(金紙)が燃やされていました。先祖の霊を招き入れるためのものだそうですが、H先生曰く、「霊は食べ物が必要、あの世ではお金も必要」。それで、ふだんは外食が多い台湾人も、この日はお供え物を家で食べるため、レストランに客が少なかったのです。今でも、旧暦7月(あの世から霊がやって来る月で「鬼月」ともいう)は遠出を控える、結婚式はほとんどない、車も買わない、重要な商談も進めない、そしてこの時期はテレビでよくお化けの話をする、などといったことをH先生から教えていただきました。
これは、今日書店に行くついでに寄った「行天宮」。関帝廟で、祀られているのはあの関羽です。中に入ると、お祈りをする台湾人や観光客でいっぱいでした(中の写真を撮るのは差し控えました。バシバシ撮っている人もいましたが)。お盆の時期だから、というわけでもなく、いつでも人が多いんでしょうね。