ご報告が遅くなりましたが、昨日(あ、日本では日付が変わってしまった・・・)から台湾の台北に来ています。
今回の海外出張、実は長期滞在なのです。2012年1月31日(火)~2012年3月30日(金)の60日間。原則として一度も帰国せず、台北に滞在することになります。
どうして台北に来ているかというと、タイトルに書いたOVCプログラムなるものによって派遣されたからです。・・・OVCプログラムって?
OVCプログラム、正式には「多言語多文化研究に向けた複合型派遣プログラム」、英語ではAn Overseas Program Complex for Multilingual and Multicultural Studiesといいます。ジンクピリチオン効果がありそうなネーミングですね(笑)。・・・って、立場的に(笑)とかつけてよいのか微妙ですが、でも、正直なところ、最初に聞いたとき「うわ」と思いましたよ。
で、このOVCプログラムを一言で説明すると、若手研究者(の卵)を海外に派遣しようというものです。詳細は、大阪大学文学研究科のOVCプログラムサイトをご覧いただきたいのですが、プログラムの名前の通り、派遣のしかたがいくつかあります。そのうち、私は「個人リサーチ(ポスドク以上)」の採択者として派遣されたわけです。
採択された研究テーマは、「国際資源循環研究と日台比較に向けた台湾の廃棄物関係資料調査」。日本-台湾間の関係に着目した、廃棄物リサイクルのグローバル化、また、大都市における廃棄物管理に関する研究を遂行すべく、資料調査を進めたいと考えています。これに加えて、いま研究室でも外邦図を用いて台湾に関する分析を行っているので、そちらに関する調査も・・・。
なお、さまざまな先生、特に中央研究院(Academia Sinica)のL先生と國立東華大學のK先生のご尽力のおかげで、今回の滞在中は中央研究院の人文社會科學研究中心にあるGISセンターの客員研究員(Visiting Researcher)として研究活動を行える幸運に恵まれました(あ、プロフィール更新しなきゃ)。
さて、昨日、チャイナエアラインCI157機(LCCを除いて最安)で関空から台湾桃園国際空港へと飛び立ちました。出発が30分以上も遅れたのはいただけませんでしたが、まあ、普通のフライトでした。着陸がとても上手でした(機長は日本人でした)。写真は機内食。味は普通かな。チキン or フィッシュでフィッシュを選んだら(白身魚のフライ)、まさかのピリ辛(笑)。ハンカチ片手に食べました(辛いものが大の苦手なのです)。
2か月とはいえ、初めての海外生活。正直なところ、中国語はほとんどダメなので不安も大きいですが、この貴重な機会を最大限に生かせるようがんばります。定期的に台北(だけじゃないかも・・・)リポートを記していきたいと思います。