2014年度は、5大学で計11コマの授業を担当します。以下にその概要をまとめておきます(学期・曜日・時限順)。多くの学生の履修を期待しています(授業ごとに適正サイズがありますので、多すぎても困りますが・・・)。
大阪国際大学「世界の地理」(前期・火曜3限)
グローバルビジネス学部の開設に伴って新たにつくられた科目で、主に1回生向けの授業です。世界のさまざまな地理的事象について取り上げ、現代世界の認識・理解に必要な基本的知識を習得してもらいたいと考えています。新規開講科目で、何名ぐらい、そして、どのような受講生が集まるか、現時点ではまったくわかりませんので、授業が始まってから軌道修正・試行錯誤を繰り返すことになるかと思います(^_^;) 「世界の地理」シラバス
大阪国際大学「地理学Ⅰ」(前期・火曜4限)
今年度から新たに担当します。地理学の概論という位置づけであり、さまざまなテーマ・トピックを幅広く取り上げていきたいと考えています。具体的には、前期は地図、地理情報システム(GIS)、人口、都市、農山漁村、産業、流通・交通について取り上げる予定です。地図を使った作業も行います。「地理学Ⅰ」シラバス
甲南大学「地理と情報Ⅰ」(前期・木曜1限)
今年度で5年目です。「GIS講義編」という位置づけであり、GISに関する基本的知識や利用事例について学び、社会におけるGISの生かし方について考えてもらいたいと思っています。講義編ではありますが、GISの初歩的な操作や作業も行う予定です。なお、この授業は「GIS学術士」の資格認定科目として開講しています。※甲南大学のシラバスは直接リンクができないので、このページから検索してください。
甲南大学「地理と情報Ⅱ」(前期・木曜2限)
こちらも今年度で5年目。「GIS実習編(基礎)」という位置づけであり、GISの基本的な操作を学びます。また、個人作業あるいはグループワークによってGISの課題に取り組み、その成果をレポートおよびプレゼンテーションのかたちで発表してもらいます。なお、この授業も「GIS学術士」の資格認定科目の1つです。※甲南大学のシラバスは直接リンクができないので、このページから検索してください。
佛教大学「地誌学特講1H」・「地域文化特講(地誌学)1H」(前期・金曜2限)
今年度で2年目。ずばり「日本地誌」が授業全体のテーマであり、日本におけるさまざまな事象(近代化・人口・都市・文化・環境問題など)について地誌学的アプローチを通じて学習・考察してきたいと思っています。とはいえ、やはり京都の大学で行う授業ですので、近畿地方の地誌についても重点的に取り上げます。また、地図を使った作業も行います。なお、異なる科目名は対象学生の違いによるものであり、開講時限・授業内容は同一です。「地誌学特講1H」シラバス
甲南大学「地理学・民俗学資料研究Ⅲ」(集中講義)
「地理と情報Ⅰ・Ⅱ」と同様、5年目になります。例年集中講義として開講しており、今年度は8月11日(月)~13日(水)の3日間、毎日1~5限(^_^;)で行う予定です。「GIS実習編(応用)」という位置づけであり、GISの利用を前提とした課題を立案し、GISによる実践的な分析を行い、その成果をレポートおよびプレゼンテーションのかたちで発表してもらいます。なお、この授業も「GIS学術士」の資格認定科目の1つです。※甲南大学のシラバスは直接リンクができないので、このページから検索してください。
大阪大学「人文地理学基礎B」(後期・月曜2限)
今年度で3年目(ただし、1年目は堤研二先生と共同担当)。全学共通教育科目・専門基礎教育科目の1つであり、文系1回生向けの授業です。都市地理学を授業全体のテーマとしており、都市化、中心地理論、都市システム、都市内部構造、都市圏、都市問題などについて学びます。「人文地理学基礎B」シラバス
大阪人間科学大学「地理学概論」(後期・火曜1限)
今年度で4年目。科目名の通り、地理学の概論という位置づけであり、さまざまな地理的事象について取り上げます。また、あわせて地誌学についても学びます。地図を使った作業も行います。なお、この授業は中学校教諭一種免許・社会科を取得するための必須科目となっています。※大阪人間科学大学のシラバスは直接リンクができないので、このページから検索してください。
大阪国際大学「世界の地理」(後期・火曜3限)
前期と同じ内容の予定です。
大阪国際大学「地理学Ⅱ」(後期・火曜4限)
別々の科目という扱いではありますが、前期の「地理学Ⅰ」に引き続いて、さまざまなテーマ・トピックを幅広く取り上げていきたいと考えています。具体的には、後期は行動、社会問題、文化、歴史、環境、廃棄物問題、災害について取り上げる予定です。「地理学Ⅱ」シラバス
大阪大学「人文地理学演習」(後期・水曜3限)
今年度で3年目(ただし、1年目は堤研二先生と共同担当)。文学部の専門科目であり、主に人文地理学専修の2・3回生を対象とした授業です。前期の「人文地理学演習」(堤研二先生が担当)とセットになっており、人文地理学を学ぶ上で必要な技法を実習形式で習得します。私が担当する後期は、統計的手法(統計学・多変量解析)とGISの課題に取り組みます。また、履修2年目の学生は、上記の課題に加えてアンケート作成やモデル図・概念図作成の実習も行います。「人文地理学演習」シラバス