最初は、ご多分に洩れず、私もScanSnap S1500を使ってたんですけどね(研究室にある)。なんかうまくいかないなあといらいらするうちに、もっと便利なものがあることに気づきまして。
富士ゼロックスのカラー複合機!
・・・すみません、自宅自炊派には何の役にも立たない情報で。でも、後から、ScanSnapについても書きますので。
複合機の便利なところは、大量の枚数を一気にがーっとスキャンできること。もちろん、両面もOK。うっかりミスをしていなければ、紙づまりを起こすことはほとんどありません。複合機にデータを蓄積しておけるので、何セットかまとめてスキャンします。で、LAN経由でたまったデータを一気に取り込み!
ただ、PDF形式では取り込めないんですね。複数ページを1ファイルにする場合、マルチページTIFF形式しか選べません。なので、いったんマルチページTIFF形式で保存したファイルを付属ユーティリティのTIFF Viewerで開き、Adobe PDFプリンタを選択して印刷を実行し、PDFファイルにしています。
スキャンの設定ですが、だいたいは白黒2階調です。モノクロコピーの資料・統計などをスキャンすることが多いので。解像度はいろいろ試行錯誤した結果、通常は400dpi、きれいに残したいカラーの書籍・雑誌のみ600dpiに。マルチページTIFFで保存したファイルをPDFにする際は、「高品質印刷」を選択しています。
あ、そうそう、複合機でのスキャンは、やっていることはコピーと変わりないので、裁断できない(するには忍びない)書籍のスキャンも可能。見開き2ページずつの読み込みなので、ページ数が増えれば増えるほど時間(と体力)を要しますが。
さて、このへんで、ScanSnapについても書いておきましょうか。・・・悪くない製品だと思います。一度に両面を読み取ってくれますし(複合機は片面ずつ)、PDFファイルで保存できますし。スキャン結果も良好です。しかし、不満は次の2点。1点目は、一度にスキャンできる枚数が多くない(複合機と比べればですが)こと。裁断は慎重派ですが、スキャンは一気に片づけたい派です。2点目は、紙によっては、紙づまりやマルチフィード(原稿の重なり)を頻発すること。とあるコピー資料は、何度トライしてもうまくいかず、だんだんいらいらしてきて・・・、話が冒頭につながるわけです。
というわけで、自宅用に買うかといわれると、迷うなあ。いま気になっているのは、キヤノンのimageFORMULA DR-C125です。でも、高そうですねぇ。使い勝手を知りたいところです。
最後に、重宝しているアプリケーションについてご紹介。見開きで片面コピーした資料を半分に裁断すると、奇数のみのページと偶数のみのページに分かれてしまいます。トランプを切るみたいに、ばばばっと並び替えられたらよいのですが(笑)、それはさすがに神業(そもそもトランプでもうまくできない)。なので、PDF Sprit And Mergeというフリーソフトの助けを得て、元のページ順に並び替えています。窓の杜の紹介ページもあります。
手順は、まず、奇数ページのみのPDFファイルと偶数ページのみのPDFファイルを作成しておきます。PDF Sprit And Mergeを立ち上げ、左メニュー内、PluginsのなかのAlternate Mixを選択。<追加>ボタンをクリックし、作成した2つのファイルを読み込み、奇数ページのファイル→偶数ページのファイルの順に並び替えます。通常は、Mix Options内、Reverse first (second) documentのチェックを外し、Number of pages…のフォームにはどちらも「1」を入力。出力先ファイルで保存場所とファイル名を指定し、上書きやPDFバージョンのオプションはお好みで。このアプリでファイルの圧縮を実行する必要はないと思うので、私はCompress output file/filesのチェックは外しています。そして、<Run>をクリックすれば、元通りのページ順になったファイルのできあがり!以下の画像は、アプリのスクリーンショットです(クリックで拡大)。
同様のこと、Adobe Acrobatでもできるような気もするんですが・・・、よくわかりません。
このシリーズ、思いのほか長くなってきた・・・。というわけで、また次回。