自炊、はじめました。・・・いや、正確には、はじめようとしています、かな。
もちろん、この年になってようやく料理をはじめた、というわけではなく、ここでいう自炊とは、書籍・雑誌などを電子化し、タブレットなどで読むことを意味しています。
最近、(ただでさえ狭い)研究室や自宅の収納スペースがいよいよどうしようもなくなり、整理を真剣に考えはじめました。また、仕事柄大量のコピー(論文・資料・統計など)をとるのですが、紙ベースでは、効率的な管理や利用がままならないな、と。だって、紙、かさばるし重いですからね。たとえば、数年分の行政資料を持って大学と自宅を往復するのは大変だし、やる気も起きないわけです。
・・・なんて、もっともらしいことを書いてますが。
一番の理由は、決心してアレを買ったことですよ。え、アレって何だ、って?アレはアレですよ、アレ。といっても、アレのアレと、ついでに買ったアレはすでに届いているのですが、一番肝心のアレはもうちょっと待たないといけないという・・・。
で、よだれ垂らして待っててもしょうがないので、先行して、資料類の電子化をはじめています。その具体的な作業については、また別エントリで書くとして。
当面の課題は、どの範囲まで自炊の対象とするか。心理的ハードルの低いところから書いていくと。
行政資料や統計のコピー、これらが収納スペースのなかで最も場所を食っています。当面使うものからガンガン電子化して、処分していく方向です。基本、図書館に所蔵されてるものですからね。ただ、戦前とか昭和20年代とかの古い資料については慎重に。今後は、図書館などで利用する段階で(コピーではなく)電子化したいんですけどねぇ。
学会や研究会などの配付資料、整理しにくいんですよね。電子化してタグをつけておけば、テーマ・学会・年次別に検索・整理できて良さそうです。
ストックしている論文のコピーも、どんどん電子化していきましょう。・・・と、その前に、CiNiiやJournal@rchive、E-Journalを検索して、PDFが公開されていれば、それをダウンロードしてくればよいですね。
一般雑誌も、すでに電子化をはじめています。いろいろ工夫すべき点がわかってきましたが、それもまた別エントリで。
消耗品扱いで購入した本は・・・、モノによるかなあ。まだ自炊初心者なので、さすがに本はためらいますが、でも、消耗品なんだから消耗してなんぼでしょ!ぐらいの強い気持ちで臨まないと、モノは減らないんでしょうね。マニュアル的な本に関しては、電子化されていたほうが便利なので(というか、電子書籍で出版してほしい)、心を鬼にして(おおげさか?)ばさっばさっと切り込んでいこうと思います。
学会誌(学術雑誌)は・・・、うーん。これもかさばって困ってるんですけどねぇ。さすがにハードル高いです。今後は、学会誌の電子化が進むでしょうし(むしろ遅すぎる)、それを強く希望していますが。
備品の書籍や大型本・貴重本・辞書など、これらは当然無理だし、やっちゃいけないです。とはいえ、こういう重たーい本こそ、電子化されるとどれほどありがたいことか。自治体史とかまるごと自炊してる強者、いるんでしょうか?(笑)[6/29 12:21追記:ここでやっちゃいけないというのは、本を裁断→スキャンして電子化することです。裁断せずに電子化することも可能ですね。これについても、また後ほど。]
さて、長くなったので、続きはまた。