今回は、[NA-GIS67]で作成したMANDARAファイルの属性データを編集します。属性データを編集することにより、自分が使いたいデータを追加したり、不要なデータを削除したりすることができます。
(1) 属性データを開く
[NA-GIS67]で作成したMANDARAファイル(東灘区・灘区小地域データ.mdrm)を開く。MANDARAの上部メニューから、<編集>→<属性データ編集>→<属性データ編集>を選択。すると、属性データのウィンドウが開く。
(2) 属性データの特徴
今回開いた属性データは、567行(横方向:東灘区・灘区の小地域)×59列(縦方向:各データ)の行列となっています。このうち、1~44列目はよくわからないタイトルがついたデータが並んでいますが、これは[NA-GIS66]で入手した空間データ(境界データ)にもともと備わっている属性データです(詳細については定義書を参照)。45列目以降は、[NA-GIS66]で入手した統計データが読み込まれたものです。
さて、属性データの<単位>の行に注目してみると、ほとんどのデータ項目に単位が入力されていません。[NA-GIS67]で行った空間・属性データの一括読み込みは便利ですが、単位の自動入力まではしてくれないので、自分で入力する必要があります。
(3) データ・文字列の入力・修正
全データの単位を入力していくと大変なので(その必要性もありませんし)、今回は45列目以降のデータを対象とします。
単位を入力したいセルをダブルクリックすると文字入力が可能になるので、各データの単位を入力。単位の誤りには注意。
(4) 新規データを追加
今回用いているデータには、たとえば「1世帯当たり人員」や「11階建以上の共同住宅に居住する世帯の割合」のようなデータは含まれていません。このようなデータを新たに追加する方法を以下に示します。
新規データを追加したい場所(今回は59列目の後ろ)を表示し、列番号(今回は<59>)の上で右クリック→<データ項目挿入>→<後ろに挿入>を選択。
なお、MANDARAの属性データ編集ウィンドウには計算機能は備わっていません。属性データにあるデータ項目を用いて新たなデータ項目を計算したい場合(たとえば「人口」と「世帯数」を用いて「1世帯当たり人員」を計算)、計算に必要なデータ項目などをExcelにコピー&ペーストし、Excel上で計算した上で、その結果をMANDARAに戻す(新たな列にペーストする)、という手順で行います(詳細は省略)。
(5) 属性データを保存
属性データの編集がすべて終了したら、<OK>をクリック。<新旧データ項目対応設定>というウィンドウが出てきたら、また<OK>をクリック。
そして、MANDARAファイルを上書き保存。今回はここまで。