[NA-GIS64]では、統計地図の表現方法の1つとして階級区分図を作成しました。今回は、また別の表現方法である可変シンボルマップを作成します。可変シンボルマップとは、簡単にいえば各地域のデータの違いを記号(円や四角など)の大小で表現した地図です。
(1) MANDARAファイルを開く
[NA-GIS64]で使用したMANDARAファイル(<地理と情報>→<MANDARA>フォルダ内の「兵庫県市区町データ.mdrm」)を開く。
(2) データ項目を選択
<データ項目>のプルダウンから、今回使用するデータとして「乗用車台数」を選択。
(3) とりあえず地図を見てみる
「乗用車台数」を選択すると、<記号>タブが選択された状態になる。
(4) データの特徴を知る その1
<データ項目>の枠内右側にある<統計値表示>をクリック。<統計値>というウィンドウが出て、使用するデータの最大値、最小値、平均値などがわかる。
(5) データの特徴を知る その2
<データ項目>の枠内右側にある<データ値表示>をクリック。<乗用車台数>というウィンドウが出て、各市区町(オブジェクト)の個別データが表示される。一番上の<値(台)>のところをクリックすると、データの小さい順(昇順)、データの大きい順(降順)というふうに並べ替えることができる。
(6) 凡例設定
<凡例>の枠内の<凡例値1>に「250000」、<凡例値2>に「100000」、<凡例値3>に「40000」、<凡例値4>に「10000」と入力。(※ここでどういう数字を入力するかは、当然使用するデータによって変わってくる。)
(7) 表示記号設定
<表示記号設定>の枠内の記号をクリック。<記号設定>のウィンドウが出てくるので、そこで記号の種類やサイズ、色などを設定する([NA-GIS59]の(3)・(4)も参照)。
(8) 統計地図を表示
一通り設定が済んだら、<描画開始>をクリック。設定が反映された統計地図が表示された!
(9) 【重要】データの上書き保存
統計地図のウィンドウを閉じる。MANDARA本体の上部メニューから、<ファイル>→<MANDARAの形式でデータ・設定保存>→<上書き保存>を選択。「・・・.mdrmを保存しました。」というウィンドウが出てきたらOK。MANDARAを閉じてもよい。
以上で今回の作業は終了です。