[甲南GIS13]では、住所リストのジオコーディングと地図化を行いました。今回は、ジオコーディングの結果を利用して、MANDARAでポイントデータを作成する作業を行います。
なお、今回は例として、神戸市東灘区・灘区にあるコンビニの住所リストをデータとして使います。
(1) ジオコーディング
[甲南GIS13]と同様の手順で住所リストをジオコーディング。手順(9)まで終われば、ジオコーディング完了。今回は、手順(10)の作業は不要。
(2) 各ポイントの経度・緯度取得
ポイントが表示されているGoogleマップの下にある<現在のマーカーの経度/緯度取得>ボタンをクリック。すると、その下の<情報出力テキストボックス>に、各店舗の店舗名・住所とともに経度・緯度が出力された。
<情報出力テキストボックス>内のデータをすべて選択し(右クリック→<すべて選択>が確実)、コピー。
住所リストが保存されているExcelに移り、空いている列にコピーしたデータを貼り付け。その際、元々の住所リストとコピペした住所リストとの対応関係に注意する。
(3) Excelの列の順序を入れ替え
A列:店舗名、B列:緯度、C列:経度、になるようにExcelの列の順序を入れ替え。D列以降は任意の順序でよい。順序の入れ替えが終わったら、ファイルを上書き保存。
(4) MANDARA起動/ベースマップを開く
MANDARAを起動。マップエディタを開き、ポイントデータ作成のベースマップを開く。今回は、ベースマップとして[甲南GIS15]で作成した「東灘区・灘区小地域.mpf」を使用する。(地図ファイルの開き方については[甲南GIS05]を参照。)
(5) 各ポイントの経度・緯度を読み込み
Excelに戻り、A~C列のタイトル行を除くデータ部分すべてを選択し、コピー。
MANDARAのマップエディタに移り、<編集>→<点オブジェクトの取り込み>→<緯度経度>を選択。<点オブジェクト取り込み>ウィンドウが現れる。
<取り込み方法>は<クリップボードから>を選択。<並び順>は、今回<オブジェクト名-緯度-経度>を選択(コピーしているExcelのデータに合わせる)。<オブジェクトグループ>枠内の<新規オブジェクトグループ>の<名称>欄に、今回は「コンビニ」と入力。
上記設定が終わったら、<取り込み>をクリック。ベースマップの上に、コンビニ各店舗のポイントが表示された!
コンビニを示す青いポイントをクリックすると、オブジェクト名として各店舗名が読み込まれていることがわかる。
(6) 別ファイルとして地図データ保存
マップエディタの<ファイル>→<名前を付けて地図ファイル保存>を選択。保存先として、<地理と情報>→<MANDARA>→<Map>フォルダを選択。ベースマップ(東灘区・灘区小地域.mpf)とは別のファイル名を付けて(今回は例として「東灘区・灘区コンビニ」とする)、今回作成した地図データを保存。
今回はここまで。