今回は、[甲南GIS17]で作成した統計地図をGoogle Earthに重ね合わせてみます。
(1) KMLファイルを出力
統計地図をGoogle Earthに重ね合わせるためには、統計地図をKMLファイルに出力する必要があります。KMLファイルはGoogle Earthなどで開くことができるファイル形式です(KMLについて)。MANDARAでのKMLファイル出力方法は以下の通り。
今回も例として、神戸市東灘区・灘区の「11階建以上の共同住宅に居住する世帯の割合」の統計地図を開く。<ファイル>→<KML形式で保存>を選択。
<出力ファイル>の<設定>をクリックし、KMLファイルの保存先とファイル名を指定。今回は<MANDARA>フォルダを保存先とする(ファイル名は任意)。
透過度については、Google Earth側で設定可能なので、ここではめいっぱい<不透明>側にスライドを動かす。
その他の設定事項はとりあえずそのままにしておいて、<OK>をクリック。すると、
というウィンドウが出てくる。ここで<はい>を選択すればすぐにGoogle Earthが起動するが、今回は<いいえ>を選択(保存されたファイルを確認するため)。
(2) KMLファイルを開く
<MANDARA>フォルダを開く。そこに保存されているKMLファイルを開くと、Google Earthが起動し、自動的に統計地図がGoogle Earth上に表示される。
左側の<共同住宅11階建以上>を選択した状態で、その下にある<透過度を調整>アイコンをクリックし、その横のスライドを左右に動かすことで統計地図の透過度を調整することができる(下の画像を参照)。
ズームアップすれば、Google Earth上で得られる地域情報を参考にして統計地図について考察することができる。下の画像は神戸大学周辺。
また、左側の<レイヤ>内の<建物の3D表示>をオンにすれば、統計地図と建物分布との関係性を見ることもできる。下の画像は六甲アイランドの中央付近。
今回はここまで。