[甲南GIS17]で小地域単位の統計地図を作成しましたが、このような地図は土地勘がなければなかなかわかりにくいもの。というわけで、小地域単位の統計地図をわかりやすくするための方法の1つとして、背景画像を設定してみます。
(1) とりあえず統計地図を開く
今回は例として、[甲南GIS17]で作成した神戸市東灘区・灘区の「11階建以上の共同住宅に居住する世帯数」の地図を開く。
これでは、この地域についてよく知っている人以外は実際の地域との関係がいまひとつわかりません。背景に実際の地域がよくわかる一般的な地図があればもっとわかりやすくなるのに・・・。
じゃ、それやりましょう。
(2) 背景画像設定
地図が描画されたウィンドウの上部メニューから、<表示>→<背景画像設定>を選択。<背景画像設定>ウィンドウが現れる。
表示画像としていくつかの選択肢があるが、今回は左上の<電子国土基本図(地図情報)/基盤地図情報>を選択。その上の<背景画像を表示>にチェックを入れてから、<OK>をクリック。
すると、統計地図の背景に何やら地図らしきものが現れた。
地図を拡大すれば(マウスホイールぐりぐり)、統計地図と実際の地域との関係を詳細に検討することができます。
また、使用しているコンピュータに今昔マップ2がインストールされていれば、以下のように、正式2万分1地形図(明治後期に作成)と統計地図を重ね合わせることもできます(手順は省略)。
(3) 留意点
なお、以上のような背景画像設定を行うためには、以下の2つをクリアしておく必要があります。
- 統計地図で用いている地図データの座標系が「緯度経度座標系」であること。
- インターネットに接続していること(背景画像を読み込むため)。
今回はここまで。次回は、Google Earthが登場します。