あれっ、フリーズした。えっ、みんなも?うわ、まいったなぁ・・・。
・・・という感じで、先日の授業中に問題が発生し、私自身もフリーズしかけました。幸い、すぐに解決方法がわかって大きなロスにはならなかったのですが、特に甲南大学のコンピュータでMANDARAを使う場合には今後も起こりうることなので、問題の詳細と解決方法についてまとめておきます。
問題発生の経緯と呼び覚まされた記憶
[甲南GIS15]の作業中に起きました。平成22年国勢調査(小地域)の空間データ・統計データをMANDARAに読み込もうとするも([甲南GIS15]の手順(3))、プロセスの途中でフリーズ。何度やってもフリーズ。プリーズドントフリーズ!の叫びもむなしく、MANDARAを強制終了するしかないのでした。
まいったな、どうしよう・・・と途方に暮れかけたそのとき、あ、そういえば、と思い出しました。谷謙二先生の以下のツイートを。
テキストファイルの属性データのファイル名の数字が、想定と違っていてver9.35のMANDARAではそのまま読めません。tblT000577C…txtの577の数字を150未満に直せば読めます。
— 谷謙二/TANI Kenji (@ktgis) July 2, 2012
問題の原因
というわけで、問題の原因は次の2つであったことが判明しました。
- MANDARAのバージョン9.35を使っていること
- 統計データのファイル名
1つめはすぐには解決できないので(大学管理のコンピュータは勝手にいじれない)、問題解決方法としては、谷先生のツイートにあるように、ファイル名の変更ということになります。
問題解決方法
[甲南GIS15]の例では、以下のようなファイル名の統計データを使っています。
- tblT000572C28101.txt
- tblT000572C28102.txt
- tblT000577C28101.txt
- tblT000577C28102.txt
このうち、「572」や「577」の部分を、150未満の(ということは150はダメ?)、(おそらく)3桁の数字に変更する必要があるわけですね。
授業では、
- tblT000102C28101.txt
- tblT000102C28102.txt
- tblT000107C28101.txt
- tblT000107C28102.txt
のようにファイル名を変更し、あらためてMANDARAに読み込ませたところ・・・、無事に読み込むことができました!
(ここからは蛇足)
ええい、ファイル名の一部だけをちまちま変えるなんてめんどくさい、全部変えちまえ!ってなことを思い、
- 人口・世帯(東灘)
- 人口・世帯(灘)
- 住宅の建て方(東灘)
- 住宅の建て方(灘)
のようにファイル名を変更して読み込ませたところ、さてどうなったか・・・?!
・・・ダメでした(-_-)
そんなわけで、やはりファイル名の変更は上記のように最小限にして、tblで始まって市区町村コードで終わる構造は維持しないといけないようです。
以上、マイナーな問題だとは思いますが、ご参考までに。