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[甲南GIS15]小地域データの利用1:国勢調査(小地域)【前編】

Published by na-mii on 2013/5/22

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[甲南GIS14]では、国勢調査の小地域データ(空間・統計データ)をダウンロードしました。今回は、そのデータをMANDARAに読み込む作業です。

はじめに

今回解説する方法は、地図で見る統計(統計GIS)で入手できるデータのうち、「国勢調査(小地域)」(平成12・17・22年)にのみ適用可能です。これ以外のデータ(メッシュデータや農林業センサスなど)には使えません。

(1) データの確認

[甲南GIS14]では2つの空間データと4つの統計データを入手しました。これらは、よくわからない英数字の名前(規則性はあるのですが)がついたフォルダに格納されています。その中身を確認します。

<空間データ>→<A002005212010DDSWC28101>フォルダの中身は以下の通り。4つのファイルが格納されている。もう1つのフォルダも同様。

空間データのフォルダの中身

空間データのフォルダの中身

次に、<属性データ>→<tblT000572C28101>フォルダの中身は以下の通り。ファイルが1つだけ格納されている。他の3つのフォルダも同様。

統計データのフォルダの中身

統計データのフォルダの中身

(2) データ読み込み前の準備

<MANDARA>フォルダ内に、今回の作業用のフォルダを作成(名前は任意。例として<東灘区・灘区データ>とする)。

その<東灘区・灘区フォルダ>の中に、(1)で確認したフォルダの中身(ファイル)をすべてコピー。今回の例では、2つの空間データフォルダ×4ファイル=8ファイル、4つの統計データフォルダ×1ファイル=4ファイル、計12個のファイルが<東灘区・灘区フォルダ>に格納されることになる(下図参照)。

空間・統計データファイルを一元化

空間・統計データファイルを一元化

ここが今回第1のポイント。ダウンロードした空間データ・統計データ(のフォルダの中身)すべてを1つのフォルダ内にまとめます。当然、ダウンロードしたデータの数が多くなればなるほど、一元化するフォルダ内のファイル数も多くなります。

【追記】大学のコンピュータを利用しているなどの理由で、MANDARAの最新版ではなくバージョン9.35を使っている場合、手順(3)へいく前に[甲南GIS18]を参照してください。

(3) MANDARAにデータ読み込み

MANDARAを立ち上げる。<マップエディタ(地図データの作成・編集)>を選択して<OK>。マップエディタの上部メニューから、<地図データ取得>→<統計GIS国勢調査小地域データ>を選択。

<データフォルダ>の<参照>をクリックし、(2)で作成した<東灘区・灘区フォルダ>を指定。<取得市区町村>の<すべて選択>をクリックし、枠内に表示されたファイル名すべてにチェックを入れる。

データ読み込み画面

データ読み込み画面

<ファイル変換>をクリックするとデータ読み込みが開始し、問題がなければ読み込み結果が表示される。<OK>をクリックして結果表示ウィンドウを閉じる。

データ読み込み結果

データ読み込み結果

マップエディタに神戸市東灘区・灘区の小地域(町丁・字)単位の地図が読み込まれた。

東灘区・灘区の小地域単位の地図

東灘区・灘区の小地域単位の地図

(4) 属性データの確認

マップエディタの上部メニューから、<編集>→<初期属性データ編集>を選択。<初期属性データ編集>ウィンドウに表示されたデータを横にスクロールしていくと、今回用意した統計データ(男女別人口総数及び世帯総数・住宅の建て方別世帯数)が読み込まれていることが確認できる。確認できたら、<キャンセル>をクリックしてウィンドウを閉じる。

<初期属性データ編集>ウィンドウ

<初期属性データ編集>ウィンドウ

ここが今回第2のポイント。以上のような方法を使えば、空間データと統計データを一度にまとめて読み込むことができて便利です。ただし、繰り返しになりますが、この方法を使えるのは「国勢調査(小地域)」(平成12・17・22年)だけです。

(5) 地図データを保存

マップエディタの<ファイル>→<名前を付けて地図ファイル保存>を選択。<地理と情報>→<MANDARA>→<Map>フォルダを指定し、ファイル名(例として「東灘区・灘区小地域」)を入力して<保存>をクリック。

前編の説明は以上です。次にちょっとした作業を挟んでから、後編の作業に移ります。

Filed under: GIS, 仕事 and Tagged: GIS, MANDARA, NA-GIS, 授業, 甲南GIS, 甲南大学
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