[甲南GIS06]統計データの準備でMANDARAに読み込むための統計データを作成しましたが、ここで作成のポイントをまとめておきたいと思います。
統計データ作成のポイント
- 地図データの市区町村と統計データの市区町村が過不足なく完全対応。
- 地図データの市区町村名と統計データの市区町村名が完全一致。
- 地図データと統計データの年次が一致。あるいは、できるだけ近づける。
- A1セルに「MAP」と入力。
- A2セルに「TITLE」と入力。
- A3セルに「UNIT」と入力。
- MAP、TITLE、UNITは半角で入力(大文字・小文字は問わない)。
- MAPの右横のセル(B1セル)に、統計データと結びつける地図データのファイル名を入力。
- TITLEの右横のセル(B2セル)に、各データのタイトルを入力。
- UNITの右横のセル(B3セル)に、各データの単位を入力。
- 4行目以下に、各市区町村名や各データの値を入力。
これだけではわかりにくいので、いくつか補足をしておきます。
地図データと統計データの対応関係
地図データと統計データを結びつけて統計地図を作成することから、両者の市区町村(オブジェクト)は原則として完全対応している必要があります。どちらかに不足がある場合には、不完全・不正確な統計地図になってしまいます。(実際には、統計データのほうに余分なデータ(地図データにはない市区町村のデータ)が含まれていてもたいした問題にはなりません。)
コンピュータは、両者の対応関係を市区町村名(オブジェクト名)の文字列だけをみて判断します。人間は「神戸市東灘区」も「兵庫県神戸市東灘区」も実体は同じと判断できますが、コンピュータは両者は一致しない、違うものだと判断します。したがって、市区町村名の完全一致も重要です。
また、文字列では一致していても、中身が違う場合は問題です。ありがちなのが、市町村合併前後で市町村名が変わらないケースです。特に2000年以降は全国的に大合併が行われたので注意が必要です。地図データと統計データの年次を一致させる、あるいは、できるだけ近づける理由は、こうしたケースを回避するためです(最終的には自らチェックする必要があります)。