国土数値情報のダウンロードで準備したデータを用いて、MANDARAで地図データを作成します。(※この「甲南GIS」シリーズについては、[甲南GIS01]はじめにをお読みください。)
(1) MANDARAを立ち上げる
MANDARAを立ち上げる。デスクトップにアイコンがない場合は、左下のスタートボタンから<すべてのプログラム>→<MANDARA>へとたどる。
(2) マップエディタを開く
<マップエディタ(地図データの作成・編集)>を選択し、<OK>をクリック。すると、ほとんど真っ白な画面のマップエディタが開く。
(3) 国土数値情報を読み込み
マップエディタの上部メニューから、<地図データ取得>→<国土数値情報>→<JPGIS準拠データ>と進む。
(4) 国土数値情報データの参照
「国土数値情報(JPGIS準拠データ)読み込み」というウィンドウが出てきたら、左上の<国土数値情報フォルダ>のところの<参照>をクリック。<リムーバブルディスク>(USBフラッシュメモリ)→<地理と情報>→<空間データ>と順番に開いていき、最後に<N03-110331_28>フォルダを選択して<OK>をクリック。
(5) 読み込み設定
データの参照がうまくいけば、<取得都道府県>の欄に「兵庫県」が現れるので、左側のチェックボックスにチェックを入れる。次に、<オブジェクト名設定>のところでは、<市区町村名>にのみチェックを入れる。(4つのどれにチェックを入れても良いのですが、今後の作業との兼ね合いから、今回は<市区町村名>を選択します。)
(6) ファイル変換
いよいよ<ファイル変換>をクリック!すると・・・。
(7) ファイル変換完了
少し待てば、ファイル変換が完了!兵庫県の地図が現れました。
(8) 地図データの保存
マップエディタの上部メニューから、<ファイル>→<名前を付けて地図ファイル保存>を選択。ファイルの保存先を、リムーバブルディスク(USBフラッシュメモリ)内の<地理と情報>→<MANDARA>→<Map>フォルダに変更(※注参照)。ファイル名は任意だが、今回は「兵庫県市区町地図」とする。最後に<保存>をクリック。
うまく保存できれば、<MANDARA>フォルダ内の<Map>フォルダに、「兵庫県市区町地図.mpf」という「MPF形式」のファイルができているはずです。MPFファイルは、MANDARAで作成した地図データのファイル形式です。
作業は以上です。マップエディタ、MANDARA本体の順に終了してください。
※注:ここで地図データの保存先を変更するのは、大学のコンピュータで作業を行うという特有の事情によるものです。個人のPCを使う場合は、特に保存先を変更する必要はありません。この件は、別記事で詳しく書きたいと思います。