突然ですが、今日から、「甲南GIS」シリーズの連載をはじめます。
どういうシリーズになるかというと、私が甲南大学で担当している授業で使うための資料(コンテンツ)を予定しています。ということで、まず最初に、以下のことをお断りしておきたいと思います。
- 学部向けの演習科目の参考資料として使うことを念頭において作成しています。
- 大学(情報教育研究センター)のコンピュータを利用するという前提です。
- したがって、一般的(一般向け)の内容になるとは限りません。
- また、一連のコンテンツは断片的なものの寄せ集めに過ぎず、体系的・網羅的なものではありません。
さて、言い訳(言い訳?)も終わったところで、あらためて、このシリーズの内容と背景についてざっくりと。
内容ですが、GISソフトウェアの使い方、データの入手・加工・管理方法、GIS分析の手順、Tipsなどについて、できるだけ小出しにしながら書いていきます。受講生がこのシリーズの各コンテンツを参考にしながらGIS演習を進めていく、という使い方を考えています。使用ソフトはMANDARAがメインですが、そのほかのソフトやツール、サービスについても触れていくつもりです。
次に背景ですが、私は甲南大学でGIS関係の授業を担当してきました。2009年度から始めたので、今年度で5年目です。これまではずっとマニュアルのようなものを作成して受講生に配付していたのですが、紙資料にはデメリットもあるわけですね。かさばる、とか、知りたい情報をぱっと参照しづらい、とか。Wordで作成しているので、改訂が案外めんどくさい、とか。受講生が資料を忘れてくる、とか(笑)。
その点、資料をウェブ化しておけば、たとえばその日の演習内容に関係するコンテンツを複数タブで開いておいて、適宜参照しながら作業を進める、といった使い方が期待できます。いつでもどこでも(ネット環境があれば)参照できますし。あと、今年度から(正確には昨年度の後期から)大学のコンピュータ環境が大きく変わったので、ちょっと様子をみたい(ウェブならすぐ修正できる)というのもあります。
もちろん、ウェブ化のデメリットも出てくるかとは思いますが、それは今年度の授業の中で対応していきたいと思います。
このシリーズの各コンテンツには、タイトルの前に[甲南GIS**](**は通し番号)という接頭辞をつけます。また、「甲南GIS」というタグをつけます。各コンテンツの検索・参照にご活用いただければと思います。