年をまたいで、ちょっと間が空いてしまいました。前回(インストールと起動)、QGISのインストールを無事終えましたので、メニューとか設定とか機能とか細かい話は横に置いといて、とりあえず地図データを開いてみましょう。(検索などでこのページにたどり着いた方は、お手数ですが、まず「はじめに」をお読みください。)
今回使用する地図データは、ESRIジャパンが提供している「全国市区町村界データ」です。これは、その名の通り市区町村単位のシェープファイルです。すなわち、ベクタデータですね。そう、ベクタデータですよ(反復による強調)。あ、シェープファイルとかベクタデータとかについては、もうわかっているものとして説明は省略します。
このデータ、ESRIジャパンのサイト(上記リンク先)から、基本的に無償でダウンロードできます(ありがたや×2)。<使用規定に同意し、ダウンロードする>をクリックすると、ZIPファイルのダウンロードが開始するので、デスクトップなど任意の場所に保存します。保存したZIPファイルを解凍すると、<japan_ver71>というフォルダができます(71の部分は今後のバージョンアップによって変わる可能性あり)。フォルダができたことを確認できれば、データの準備は完了。フォルダの中身は見なくていいです。
では、QGISを立ち上げましょう。今回使うデータは、上部メニューの<レイヤ>→<ベクタレイヤの追加>で開くことができます(だから、さっきベクタデータだということを強調したのです)。あるいは、いっぱーい並んでいるアイコンの中の、赤丸で囲んだアイコン(下の画像参照)をクリックでもOKです。
さて、<ベクタレイヤの追加>をクリックすると、次のようなウィンドウが出てきます。
ソースタイプはいじらず、変換元データの<ブラウズ>をクリック。すると、ファイルを選択するウィンドウが出てくるので、先ほどダウンロード・解凍してできた<japan_ver71>フォルダを開き、<japan_ver71.shp>というファイルを選択して<開く>をクリックします。もし、<japan_ver71.shp>というファイルが見当たらない(見えない)場合は、ファイル名の横のファイルの種類を、<ESRI Shapefile>か<全ファイル>にしてみてください。
変換元データのデータセットを指定できたら、<Open>をクリック!すると・・・
無事、地図データを開くことができましたヽ(*´∀`)ノ(←NHK_PRさんが多用しているのを見て、つい使ってしましました・・・。)
マウスでうりうりしたりぐりぐりしたりすれば(注:マウスでドラッグしたりマウスホイールを動かしたりすれば)、地図を移動・拡大・縮小することができます。
今回はこのへんで満足するとして、最後に、データを保存しましょう。これ、とても重要。新規保存は、<ファイル>→<プロジェクトを名前をつけて保存>で行います。あるいは、フロッピーの上に鉛筆が乗っているアイコン(画像省略)をクリックしてもOKです。任意のファイル名をつけて(「japan」にしてみました)、保存場所を指定し、<保存>をクリックすると・・・
qgs形式のプロジェクトデータを保存することができました!次回からは、このファイルを開けば作業を再開できますね。・・・えっ、プロジェクトって何だ、って?あ、えーっと、それは・・・、説明がややこしそうだからまたおいおいってことで(ぴゅーっ)。