11月28日(月)、大阪・京都文化講座「大阪・京都の風土と景観」の第7回として、「大阪におけるごみ問題の近現代」と題した講演を行いました。
実は、今回が私の講演デビューでした。つまり、講演料をいただき、多くの人の前でお話しする、という意味で。学会発表は何度もやっているし、90分間人前で話すという経験も授業を通じて積んではいますが。
私の年齢(さて何歳でしょう?)で講演デビューって、早いのか遅いのか普通なのか、よくわかりませんが。
さて、会場は立命館大阪キャンパス。大阪富国生命ビルの5階にあります。どのビルか調べるまでわかりませんでしたが、ちょっと前まで工事していた(そしていつの間にか完成していた)東梅田のビルなんですね。とてもきれいなビルで、入るとテンションが上がります。
ビルにはホワイティうめだから直接入れるので便利ですね。写真は、ホワイティうめだと直結した地下2階(?)から上に伸びる吹き抜けです。
さて、35分ほど前に着いて会場をのぞいてみると、すでに受講者の方々がちらほらと。受講者数は、大阪・東京を合わせて70名ほどだったようです。某先生の回の約120名と比べると少なめ。まあ、私のは地味なテーマなので。事前に聞いていたとおり、受講者は年配の方々がほとんどでした(1名若い人がいるなと思ったら、大阪大学21世紀懐徳堂の研究員の方だった)。
大阪・東京と書いたのは、今回の講演は立命館東京キャンパスでも同時中継されていたからです。私が話す様子はカメラを通じて東京の会場で映され、東京の受講生の様子も演台の前のモニタでみることができるという仕組み。ただし、天井のカメラからの撮影だったので、受講者が皆うつむいているようにみえたのと、受講者の様子よりも最後列にいたスタッフの動きのほうが目に入ったという点が気になりました。
東京の様子を映すモニタがクッションになり、その後ろに受講者が座るかたちだったので、受講者との距離が少しあり、話しやすい環境でした。
講演では、まず大阪市におけるごみ排出・リサイクルの(あまり、というか、相当良くない)現状を提示し、こうした現状の背景には大阪市のごみ排出・管理がこれまでたどってきた経緯があるのではないか、ということで、大阪市におけるごみ排出・管理の近現代史をお話ししました。さらに、そうした歴史をふまえ、他の大都市と比較しながら、大阪市におけるごみ排出・管理の問題点と今後の課題についてまとめました。
最新の研究成果をぶつけようというものではなく、これまで何度か学会発表などで話をしている内容だったので、まあまあ落ち着いて話ができました。90分間という講演時間が不安だったのですが(時間が余るんじゃないかと思ってプレゼンのスライド枚数と配付資料のページ数を増やしたものの、今度は時間が足りないんじゃないかと不安に陥るという悪循環)、ほぼ想定通りの時間配分で進み、ぴったり90分間で講演終了!序盤は正直なところ固かったですが、エンジンがかかってきてからは(エンジンのかかりが遅いのです)、そこそこなめらかに話せたのではないかと思います。
質疑応答の時間が10分間設けられており、東京会場の1名、大阪会場の2名の方からご質問をいただきました。それぞれ異なった視角から鋭いご質問を投げかけていただき、回答に苦労しました。うーん、難しい質問内容だったとはいえ、もう少しうまく答えられたら良かったのですが・・・。
反省点は多々あるし、今回の講演を通じていくつか考えたこともありますが、それはまた別エントリで書くということで。まずは講演デビューを無難に(そう、まさに無難に)終わらせることができ、ほっとしています。
では、最後は、ビルにいた雪だるまくんの写真で。もーいーくつねーるーとー、おーしょーおーがつー♪