私も妻も北陸出身ということもあり、e5489(JR西日本ネット予約)をわりとよく使う。現行のe5489は、前のe5489plusに九州新幹線予約などが加わったようなかたちで3月5日から開始されたのだけれど、これがe5489plusと比べて使いにくい。
まず、ひどいなと思ったのが、これ↓
富山行きサンダーバードなのに乗り換え?
9:10京都発のサンダーバード7号(富山行き)に乗ると、高岡駅には11:45に到着する。私はこの電車を予約したい。しかし、乗れば自動的に着くこのシンプルな区間の電車予約が、e5489ではできない(もしかしたらできるのかもしれないけれど、私にはその方法がわからない)。なぜなら、e5489の検索結果では、金沢駅ではくたか11号に乗り換える候補しか出てこないからである!
なぜこんなことになるのか?サンダーバード7号は、金沢駅で前6両(かな?和倉温泉行き)と後ろ6両(富山行き)の切り離し作業を行うため、後ろ6両は10分弱停車する。一方、金沢駅ではくたか11号に乗り換えると、乗り換え時間2分のロスで済むため、高岡駅には11:40に到着する。つまり、サンダーバード7号よりも5分早い。そんなわけで、e5489では最短時間の候補(のみ)を提示しているのだと思う。・・・しかしですよ。金沢まで来たら、高岡はもうすぐという感覚。そこで乗り換えますか。乗り続けてたら着くのにどうして、という気持ちになる。重たい荷物を持ってたら特にね。
最短時間の候補を提示するのはよい。でもさ、5分ぐらい遅くてもいいから乗り換えなしで、というニーズにも応えてほしいなあ。というか、当然そういうシステム設計になっているべきだと思う。まあ、おもしろいから、明日は金沢で乗り換えるけど(笑)。はくたかなんて、めったに乗る機会ないし。
[2011年12月1日追記:いつからかはわかりませんが(最近だと思いますが)、e5489の切符検索に「乗り換え条件」が追加され、「一度も乗り換えしない」が選べるようになりました。よって、この問題は解決したと考えて良さそうです。]
そのほか、気がついたことをいくつか。
予約完了までのステップ数が多い
e5489plusのときより明らかに多くなった。何回も何回もクリックしないと、予約完了までたどりつけない。もう少し簡略化できないのだろうか。
検索結果が3件までは少なすぎ
e5489plusでは10候補ぐらい一覧表示されたので、午前(午後)の空いてる電車を予約しよう、というゆるい気分で臨めたのだけれど、現行の最大3件までだと、時間帯をかなり絞り込んで検索しないといけない。で、3候補の電車が全部満席だったりすると(北陸線ではめったにないけどね)、もう1回検索し直さないといけない。
空席状況がわかりにくい
上記のように、e5489plusでは午前(午後)の電車が一覧表示され、それぞれの空席状況も一目でわかった。一方、今のe5489は、経路候補の詳細表示をいちいち開かないと空席状況がわからない。
決済時のクレジットカード選択が目立たない
決済時に使用するクレジットカードを選択しないといけないのだけれど、その表示が目立たず、チェックし忘れてエラーが出てしまう。だいたい、1枚しか登録していない場合は、最初からチェックされている状態にすればよいのに。
早くスマートフォン対応を!
これは、エクスプレス予約でもいえること。早くスマートフォン向けのページをオープンしてほしい。今の状況だと、e5489の大きな売りである、直前の予約変更ができない、いや、できないことはないのかもしれないけれど、とてもやる気が起きない。
・・・ここまでいろいろ書くと、まるでクレーマみたいなので、e5489になって良くなった点もいくつか。
座席選択ができる!
これはうれしい。エクスプレス予約ではできるのに、とずっと思っていたから。お一人さま席が空いてると、やったね、と思う。(しかし、実際にはそれほど居心地がよくないのであった。お一人さま席は、座席と窓とのびみょうな距離が気になる。)
所要時間・発着時間がわかりやすくなった
検索結果の少なさには不満ではあるが、そのぶん、1つ1つの経路候補についての情報は詳細になった。なるほど、金沢での乗り換え時間は2分か、とかね(笑)。
乗り換えのある予約がしやすくなった
・・・のかなあ?正直なところ、e5489plus時代には乗り換えのある電車予約をほとんどしたことがないので、よくわかりません。