[NA-GIS67]では、神戸市東灘区・灘区の地図データを作成しました。その後、そのままデータを利用してきましたが、この地図データには少し気になる点があるので、今回はそれを修正します。
(1) 気になる点は・・・
[NA-GIS67]で作成した地図データ(東灘区・灘区小地域.mpf)を開く。(地図データの開き方については[NA-GIS59]を参照。)
この地図を見ていてしっくりこないのは、水面(東灘区・灘区の海水域)も1つの区画(オブジェクト)として描かれているからです。水面オブジェクトが必要な場合もあるでしょうけれど、今回は見慣れている地図に近づけるため、水面オブジェクトをきれいさっぱり削除してしまいます。
(2) 水面オブジェクトを確認
六甲アイランドの右にある点(代表点)をクリック。<編集オブジェクト番号>ウィンドウのオブジェクト名を見ると、東灘区の水面であることが確認できる。また、水面オブジェクトが赤いラインで表示される。確認できたら、<編集オブジェクト番号>ウィンドウの<キャンセル>をクリック。
次に、六甲アイランドの左にある点をクリック。同様に、灘区の水面を確認できる。確認できたら、<編集オブジェクト番号>ウィンドウの<キャンセル>をクリック。
なお、<編集オブジェクト番号>ウィンドウに<削除>ボタンがあるが、これをクリックしても水面オブジェクトをきれいさっぱり削除することはできない(ラインが残る)。ラインごと削除するには、以下の方法を使う。
(3) 使用ラインごと削除
マップエディタの上部にある<複数選択>をクリック。<編集パネル>ウィンドウの中の<8:使用ラインごと削除>を選択。
その状態で、水面オブジェクトの代表点(東灘区・灘区の2つ)をクリック。水面オブジェクトのラインが赤く表示された状態で、<編集パネル>ウィンドウの<実行>をクリック。
以下のウィンドウが出てきたら、<はい>をクリック。
<指定したオブジェクトと使用ラインを削除しました。>というウィンドウが出てきて、それを閉じると、水面オブジェクトがきれいさっぱり削除された!
地図データを上書き保存して、今回の作業は終了です。今回は水面オブジェクトの削除を例に作業を行いましたが、今回利用した<複数オブジェクト選択モード>を活用すれば、複数オブジェクトの結合や、選択したオブジェクトの外側にあるオブジェクトの全削除など、さまざまな地図データの編集ができます。