[甲南GIS25]に引き続き、バッファ分析を行います。今回は、各コンビニの半径300m圏内(バッファ領域)に含まれる人口を集計してみます。
(1) MANDARAファイルを開く
[甲南GIS25]で保存した「東灘区・灘区コンビニ.mdrm」を開く。
(2) バッファ分析
<対象レイヤ>を<コンビニ>にした上で、<分析>→<バッファ>を選択。
<バッファ>ウィンドウの左上、<検索対象レイヤ>で<統計GIS小地域>を選択。その下の<バッファ距離を設定して内部のオブジェクトを探索する>を選択。<バッファ距離>欄には「0.3」と入力。
右側の<出力項目>では、<含まれるオブジェクトの属性データ集計>にチェックを入れる。<集計データ項目>の中の<43:人口総数>を選択。そして、その下の<合計値>を選択。
以上で設定は完了。<OK>をクリックするとバッファ分析が開始される。<バッファの集計が終了しました。>というウィンドウが現れたら分析完了。
(3) バッファ分析結果の確認
<編集>→<属性データ編集>→<属性データ編集>を選択。属性データの右端に新たに「統計GIS小地域:人口総数:バッファ0.3km:合計値」というタイトルのデータ項目ができたことを確認。これが各コンビニの半径300m圏内に含まれる人口の集計結果である。
データの単位を入力するなど適宜属性データの編集を行い、<OK>をクリックして<属性データ編集>ウィンドウを閉じる。
(4) バッファ分析結果の地図化 その1
まずは階級区分による地図化を行ってみる。
<データ項目>で<統計GIS小地域:人口総数:バッファ0.3km:合計値>を選択。<階級区分>タブを選択し、凡例を設定。
凡例設定が終わったら<描画開始>をクリック。以下のような地図ができた。
(5) バッファ分析結果の地図化 その2
次は、可変シンボルマップによる地図化を行ってみる。
<記号>タブを選択し、凡例を設定。<表示記号設定>で、あらかじめ記号のサイズを小さめ(5%前後)にしておく。
少し欲張って、記号内部をチェーンごとに色分けしてみよう。<内部データ(設定なし)>をクリック。<データ値で塗り分ける>にチェックを入れ、<データ項目>で<チェーン>を選択。<OK>をクリックして<内部に表示するデータ>ウィンドウを閉じる。
凡例設定が終わったら<描画開始>をクリック。以下のような地図ができた。
今回はここまで。上書き保存を忘れずに。
ただし、今回のバッファ分析のやり方、および、分析結果には留意すべき点があります。それについては次回説明します。