[甲南GIS08]で、地図データと統計データを関連づけ、MANDARAファイルを作成しました。このファイルを使って、統計地図を作成します。統計地図にはさまざまな表現方法がありますが、今回はその1つである階級区分図を作成します。
(1) MANDARAファイルを開く
[甲南GIS08]で作成したMANDARAファイル(<地理と情報>→<MANDARA>フォルダ内の「兵庫県市区町データ.mdrm」)を開く。
(2) データ項目を選択
<データ項目>のプルダウンから、今回使用するデータとして「1世帯当たり乗用車台数」を選択。
すると、<階級区分>タブが選択状態になり、その下の画面構成が変わる。
<階級区分>タブに切り替わるかどうかは、選択するデータの性質によります。このことについて詳しくは別記事で。
(3) とりあえず地図を見てみる
<描画開始>をクリックすると、現時点の設定による統計地図が表示される。
4つの階級(ランク)で分けられた大まかな地図で、地域差がよくわかりません。また、モノクロというのもさえない感じがします。ということで、ここから統計地図の表現に関する設定を行っていきます。
(4) データの特徴を知る
<データ項目>の枠内右側にある<統計値表示>をクリック。
<統計値>というウィンドウが出て、使用するデータの最大値、最小値、平均値などがわかる。
兵庫県における「1世帯当たり乗用車台数」の最大値は2、最小値は0.43、平均値は1.2ぐらいだということがわかりました。これを参考に、今回は地域差を細かく見るために、8階級(ランク)に区分して統計地図を描いてみましょう。
(5) 階級区分数の設定
<階級区分方法>の枠内の<分割数>のプルダウンから「8」を選択。
(6) 階級区分値の設定
色のついたボックスの右横の入力ボックス(下図参照)に、階級区分値(ランクを区切る値)を入力。
(7) 各階級の色を設定
<色設定方法>の選択肢の中から<単独設定>を選択。その上で、色のついたボックス内をクリック。色が選択できるウィンドウが出てくるので、各階級の色を設定。
(8) 統計地図を表示
一通り設定が済んだら、<描画開始>をクリック。設定が反映された統計地図が表示された!
(9) 【重要】データの上書き保存
統計地図のウィンドウを閉じる。MANDARA本体の上部メニューから、<ファイル>→<MANDARAの形式でデータ・設定保存>→<上書き保存>を選択。「・・・.mdrmを保存しました。」というウィンドウが出てきたらOK。MANDARAを閉じてもよい。
以上で今回の作業は終了です。